Sword World Canpene レクイエム
Scenario 01 「失われた詩


SCENE.12
満月の部屋

 一同、人の像(E)とお花の部屋(K)に戻って、プレートを填めていきます。

リグレット「では、下の装置(j)のところにいってぽちっとな、とはめる」
GM「では、あなたがぽちっとなーとプレートを填めて、石を填めると、プレートに刻まれた幾何学模様に光が走り、装置全体が活性化したようだ」
エイミー「おおー」
GM「遺跡全体に振動が走り、ヴーンと音が鳴り始めます」
ギルドラム「きっとこの島自体が浮上するんだ!」
リグレット「えええええ?!」
アーヴィーン「ゴゴゴゴゴゴゴゴって?」
リグレット「(ラ○ュタのテーマを歌い始める)」
GM「それはいいとして(笑)」
ラグ「じゃ、上に戻ります。(突然何者かになって)『待っていたよ』」
リグレット「えええー!?誰だー!?(笑)」
ラグ「え、分かんない(笑)居たらやだなーと思って。
 ほら、人の像が人になってて、『呪いを解いてくれて有り難う』みたいな」
GM「いや、駆動音はするけど、まだ何も変わっては居ないよ」
アーヴィーン「回るようになった?」
ギルドラム「さっき、そういえば罠ありませんでしたよ」
エイミー「じゃあ、回します!(漢らしく)」

 ちなみに、パーティ紅一点、エイミーのPLは男性です(笑)
 しかし、何か可愛いのが不思議…
 PLには女性2名居るんだけどねぇ。

GM「では、回転させるとですね。その部屋は三日月の紋章だったのですが、その紋章が全て満月の紋章に変化し、人の像が獣の像になります」
ラグ「え、『がうー!』っていって襲いかかってくる!?」
リグレット「ぱおーん」
ラグ「そっちか…」(納得)

違います。

ラグ「え、『象の像』なの!?」
アーヴィーン「はぁ?」
ラグ「え、『象の象の像』じゃないよね!?」(何故か必死)
GM「ちがーう!狼の像!」
ラグ「ああ、よかったー『神の象の像』なのかと!(笑)」(ト○ックネタ)

一同(笑)

GM「…ちょうど南の島だしねえ…でも、襲いかかってくるような様子はない。
 で回すと、『何処かでかちりと何かが外れるような音がした』(コンピュータRPG風)」
リグレット「じゃあ扉(6)の方に行ってみます」
GM「では、扉のあった方に行ってみると、扉は消滅しています。で、向こう側が見える」
ラグ「え?光る廊下?」
GM「うん、そう。で、向こうにもう一つ扉がある。
 で、そこにもまた銀の象眼細工が施された扉がありまして」
リグレット「開かないの?」
GM「まだ開きません」
ラグ「では、ティコの手をぺたっと」
GM「開きません。では、下位古代語が読める人?」
ラグ「はーい」
GM「では、読めますが…」
ラグ「『生け贄を捧げよ』と?」
リグレット「ホントに黒ーい!(笑)」
GM「『血の証を見せよ』と」
ラグ「じゃあ、人形を取り上げて、ペタ」
GM「開きません」
ラグ「ティコ(ぺたり)」
GM「いや…」
ラグ「人形(ぺたり)」
リグレット「ラグ、ラグ、お前はさっきから何をしてるんだ?(笑)」
GM(タダ)「これが、例の扉ですね」
ラグ「例の扉って何の話だー!!!(笑)」
GM「というわけで、タダさんがティコの親指を切って…」

ちょっとやりすぎたかな、と後で反省。
人形でも手で触れるんでも良かったんだよね…良く考えれば。

リグレット「痛い痛い」
GM「うん、痛がってるけど我慢してる。きっと知ってたんでしょう。
 で、その親指を扉に押しつけると、今度もまた、扉が消滅します」
ラグ「『指紋、DNAを確認しました。ティコ・セン様と確認致します…』」
GM「まあ、そんな感じで。(ホントかよ)
 で、その扉が消滅した向こうに、半球形の部屋(F)が現れる。部屋の周りには、星々の模様が描かれており、天頂部分には満月の絵が描かれている。その真下に、台座(g)があり、その上に黒い水晶球のようなものが置かれている」


SCENE.13
失われた詩(うた)

リグレット「これが、宝?」
ラグ「ねえ、この部屋に精霊いる?」
GM「…では、アーヴィーンにはわかりますが、この黒い水晶球。
 とてつもなく強い負の生命力を感じます」
アーヴィーン「うわ!」
ギルドラム「わー」
ラグ「ねえ、ティコいやがってる?」
GM「うん、いやがってる」
リグレット「よしっ! ターン・アンデッドだ!」
GM「ま、待て待て待て! これは負の生命力は感じますが、負の生命体ではないです」
リグレット「敵意もない?」
GM「敵意…うん、まあ、無い。物体だし」
ラグ「あの…壁には星があるんだよね? 光ってる?」
GM「うん、まあ光ってる」
ラグ「あのさー…この水晶球取ったら、壁の星が消えて…」
GM(タダ)「それはないと思います」
ラグ「何で?」
GM(タダ)「これを、私たちが守らなければならないからです」
リグレット「落ち着くんだ、ラグ。我々は、護衛の依頼を受けただけだぞ」
ラグ「いや、でもさー困んねぇ?後で。後世の歴史家とかがさー、『この時、冒険者○○が、止めていれば、歴史は変わっていたかも知れない』とか議論になったりしたら」
エイミー「歴史に "IF" は無意味ですよ」
ラグ「そうだけどさー」
アーヴィーン「一つ聞きたいんだが」
GM「(タダ)何でしょう?」
アーヴィーン「守るっていうけどー、ここまでこられなかったアンタ達がそれ持ってて平気なの?」
ギルドラム「私もそう思います」
GM「『ここに置いてあるよりは、多分マシだと思います』と、タダさん」
リグレット「ということは、誰かに狙われている心当たりがあると。やっぱり」

ラグ「でもどうせ、ティコか、ティコの親類がいなければ、このダンジョンは入れなかったんだろう?」
リグレット「(何故かころころ)9。『アンデッドは逃げ去る。それが無理な時は…』」

一同(笑)

ラグ「じゃあ、脚が生えてばーっと(笑)」
リグレット「密かに後ろの方でターンアンデッド(笑)」
GM「唱えてみたのか(笑)何も起こらない。精神点は減らしておいてね。
 (タダ)『それは、あなた達の言うことはもっともですが…でも、時間の問題だと思います』」
リグレット「まあ、北の集落にも、他に血を引く者がいるかもしれないし」
ラグ「まあ、領主が血を引く者かもしれないしな。邪推だけど(笑)邪推キャラだから」
リグレット「で、どうするつもりだったのかな?タダ殿よ」
GM(タダ)「…そうですね、これを持って…次の船が出るまで、港に潜伏していようかと思っています」
ラグ「それは、どういう目的で使うものなんだ? というか、それ使ったらどうなるんだ?」
リグレット「使えるのか? どうやって使うんだ? 水晶球、投げて遊ぶの!?(笑)」
GM(タダ/リグレットは無視)「これが、ある者の手に渡れば、恐らく…最悪の場合は、世界が破滅するでしょう」
ギルドラム「ふーん」
ラグ「まあ、負の生命力を発しているわけだしなー」

 いいのか?悠長なこといってて。そういうのと敵対するってことなんだぞ。
 ていうか、このキャンペーン全体のヒントなんだけどなー。
 あっさり聞き流されてるし。

GM「で、水晶球の置かれていた台座に、こういう文字が書かれている」
一同「うん?」


失われた詩


GM「空いている場所は、文字が破損していて読めません」
リグレット「くそのうた?」

一同(笑)

アーヴィーン「メモさせてくださーい」

で、一同色々入りそうな言葉を考えてみたり。

エイミー「ねむることなし?」
ラグ「ねむることなし、か。ていうか、普通に考えて、領主の家系ってこの玉があったら長生きしそうじゃねぇ?」
リグレット「そうなの?」
ラグ「何となく。負でも、生命力は生命力、みたいな」
GM「負の生命力使って長生きしようと思ったら、アンデッドになるしかないですね」
ラグ「うん。でも出来るんだよね?長生きは。アンデッド的には」
リグレット「アンデッドになるんなら、他に幾らでも方法があるだろう」
ラグ「でも、死なないといけないでしょ?他の方法では。でも、これを使えば生きたまま…」
リグレット「死んだも同然じゃないかー!」
ラグ「でも死ななくて良いかなーみたいな」
リグレット「ちょっと痛くないかな、みたいな。そんなぁ(笑)
 わかった! じゃあ、ぱっと後ろを振り向いて。『そこで見ているんだろう!分かっているぞ!』」
GM「(へ?)誰もいません」

 一同、爆笑。

ラグ「しーーん(笑)」
リグレット「虚しく声が響く(笑)」
アーヴィーン「さっきの注視されてたのと、同じ気配がする…とか」
GM「いや、そんなことはない」

 さっきからリグレット、大暴走。

ラグ「この玉について、セージ判定してみたいんですけど!」
GM「(うーん、まだ材料そろってないからなー)6ゾロ出たら教えてあげよう」
一同「(ころころ)無理」
GM「え、手に取ったの?」
ラグ「いや、触ってはないけど。近くでじろじろ見てる」
GM「うーん、じゃあね…良く見てみると、その玉は…周りは、黒いといっても、多少の透明度のある水晶球なんだけど、その中心は、もっと別のものがはいってる」
ラグ「丸い?」
GM「いや、中に丸い空間があって、その中に何か粉のようなものが入ってる」
リグレット「割っちゃおうぜ!」
ラグ「ちょっと待てー!」
GM「いや、割れない割れない」
リグレット「てい! がいーん」
アーヴィーン「斧の方が欠けた…?」
リグレット「えー!?武器もなくなった!?」
GM「(無視)で、台座には、他に、リュートが置いてあります」
ラグ「え、それ古い? 埃被ってる?」
GM「うん、すごく古そう。めちゃめちゃ埃被ってる」
ラグ「触んないほうがいいんじゃないか?それ」
リグレット「え?何で?」
ラグ「いや、何となく」
ギルドラム「あ、そうか。操り系かも」

 …何で置いてあるものが剣の時には、何にも警戒しないで、他の形状のものは物凄く警戒するんだろう、この人達…

エイミー「弾いてみよーう!」
ラグ「え…?」
エイミー「え、止めた方がいい?」
リグレット「いいんじゃない?別に」
エイミー「じゃあ、ダンスの呪歌を歌いまーす」
アーヴィーン「耳ふさぐ!」
ギルドラム「え?塞ぐよ?」
GM「…まあ、踊るだけだから特に害もないけど。キャラ的に踊りたくない人は塞いで」
リグレット「精神抵抗7もあるから、大丈夫!」
エイミー「じゃあ、弾きます」
アーヴィーン「ていうか、何故ダンス…」
エイミー「えと、15!」
GM「…に、+1していいですよ」
エイミー「え、ホント!?」
ラグ「13」
リグレット「12…抵抗しっぱーい!」
GM「リグレットとラグが踊り出したところで、魔法のリュートね」
リグレット「ただのリュートでした」
GM「魔法のリュートだってば」


SCENE.14
遺産


ラグ「……分からないなあ、それを持ち出せっていうのが奥さんの遺言なのか?」
GM(タダ)「では、はっきり言いましょう。この玉を狙うものがいるのは確かです。そして、アーヴィーンさんの仰るとおり、私はとても弱いです。しかし、この子はもっと弱い。この子が居なければ、この部屋には入れませんでしたが、この弱い私が、この子を守っていても、そのうち私が殺されて、この玉は奪われてしまうでしょう」
リグレット「うーん。つまり、護衛の延長を依頼したいと?」
GM(タダ)「いえ、そこまでは。…出来れば、船が出るまでの20日間は守って頂きたいというのが本音ではありますが」
リグレット「つまり、この島からとっとと持ち出して逃げちまおうってことだな」
ラグ「イカダつくろっか?」
GM「…あの、帆船で2週間かかったことから、イカダで他の港に着くのはまず無理っぽいですが」
リグレット「いや、イカダに乗せて、さようなら〜っていうのは? で、ゴポゴポゴポゴポ…」
GM「(ラグよりリグレットの方が黒いよな…)」
ラグ「その玉っていうのは海に沈めたら駄目なのか?」
GM(タダ)「多分、見つけてしまうと思います。相手は」
リグレット「…ふーむ。何やら、人ならぬ力に狙われているようだな」
ラグ「瞳孔が金色で、白目が紫色になった領主とか」
GM「何それ?」
ラグ「いや、わかんないけど。そーゆうのになってたらいやだなーって」
GM「…領主は、見かけた人の話によると、今まで見たこともないくらいはつらつとしていたそうです」
ラグ「その方が嫌だなー。ハイテンション領主。何かキめてるよ、絶対!」
ギルドラム「案外別人か?」
アーヴィーン「危険なのって、この玉そのもの? それとも中に入ってる何か?」
GM(タダ)「中に入っているものです」
リグレット「じゃあ、その玉に白い布掛けて、顔描いてきゅっと縛っててるてる坊主にカモフラージュします」
GM「では、その顔を描かれたものをタダさんが懐にしまいます(笑)」
リグレット「何か聞かれたら、雨が降らないようにする、お呪いの道具だ、と(笑)」
ラグ「しかし、腑に落ちないなあ」
アーヴィーン「うん。狙ってくるヤツに心当たりは? プラス、狙ってくるヤツの目的に心当たりは?」
ラグ「使用目的とかさ。それを教えて貰えれば、俺たちも自分たちなりの方法で調べが付くんだが」
GM(タダ)「そうですねえ、私も、本当のところ…詳しいことは知らないんです。
 ただ、これを奪われると、この島に封印されているある者が力を取り戻し…」
ギルドラム「世界は滅亡ですね!」(元気よく)
GM(タダ)「いや、実際のところ、世界が滅亡するかどうかは分かりません。
 ただ、とてつもなく悪いことが起こると聞きました。恐らく、妻も正確には知らなかったのだと思いますが」
アーヴィーン「それが、あの詩(リグレットに対する啓示)と関係があると?」
GM「タダさんは知らないけどね」
ラグ「そうだな、これは啓示だからな…ふむ」
GM(タダ)「先ほど書かれていたものは関係あるかも知れませんが」
リグレット「くそのうた…」
ラグ「じゃあ、通称くそのうたということで!(笑)」

 あんたらは小学生かー!
 失礼な。

GM「…まあ、何でもいいけど…」
ラグ「で、その奥さんを殺した奴らが、ティコとその玉を狙ってくると。
 あ!そうか。ティコがいるから奥さんは必要なかったって言うことか!」
GM(タダ)「まあ、妻よりはティコの方が扱いやすいでしょうから」
リグレット「なるほど」
ギルドラム「でも、そうやって逃げたんでしょうか?」
GM「親子?」
ギルドラム「はい」
GM「二人がいない時に、殺されたの。で、帰ってきたら、奥さんが死んでいたの」
ラグ「アレでしょ? ピクニックに行って、わーとか言って遊んでるティコを見てほのぼのして、夕方家に帰って見たら、いつもこの時間になると煙突から煙が出てるのに!と思って扉をガーって開けると、バターンギャー!みたいな」←PLは火サスマニア
GM「じゃあ、まさにそれで(笑)」
ギルドラム「それは辛いですね」
ラグ「で、その犯人はこの島にいる?」
リグレット「この島にいないのに殺すのはなかなか大変かと。遠隔操作?」
GM「サ○オ○ク○かよ!」←失礼
ラグ「じゃあ、狙っているもの達の正体は知らないんだな?アンタは」
GM(タダ)「力を取り戻すと言われているそのものには関係があるのでしょうが…」
リグレット「黒き魂の欠片ふたたび集い、大いなる力蘇る…か」
ラグ「集うのか」
アーヴィーン「欠片…?」

 そ。魂の欠片、です。

ラグ「まあ、蘇るっていうのは人って考えても良いかも知れないしな。3人の英雄達の血筋を引く誰か、とか」
リグレット「この中に入ってるキラキラしたものって…」
GM「光ってはいませんよ」
リグレット「光ってはいないか。砂?」
GM「いや、砂って言うより…土っぽい。色も黒い」
ラグ「あー良かった、白い粉って言うと、危ない物品しか思い浮かばない(笑)」

 いや、白いなんてひとっこともいってませんし(笑)

リグレット「炭○菌?」
エイミー「そっちかー!」
ギルドラム「世界が滅ぶかも!」
リグレット「小麦粉を封筒に入れて送らないで下さい…誰が送るかー!」
ラグ「誰が送るかー!バーン!(何故か切れる)」
GM「というわけで、このダンジョンでやることは全て終わったんですが?」
ラグ「じゃあ、…あ、もうしまったのか、あの偽てるてる坊主。でもあれさー、ちょっと持ち方間違うとすごい勢いで首折れるよね?(笑)」
GM「結構大きいよ。グレープフルーツ大玉ぐらい」
リグレット「ぎゅっと持ってれば大丈夫!でもゆるめると、かたん(笑)」
ラグ「首折れてるー! …じゃあ、分かった、あと…18日か。
 何か、この祠にいた方が安全な気がする。船が出るまで」
リグレット「18日間もここに籠もるのは嫌だ。っていうか、食料がそんなに無いだろう」
ギルドラム「いや、食料は一人づつ買いに行くんでしょう」
アーヴィーン「それは死にフラグだ!」
リグレット「あれか、『俺今日食料買い出しに行ってくるから』って言って、戻ってこないんだ」
ラグ「それよりは、全員で行動した方が襲われにくい気がする」
GM(タダ)「それよりは、むしろ街の真ん中の方が、人目があるので安全な気がしますが…」
ラグ「他にこの遺跡について知ってる人は?」
GM(タダ)「さあ? 私が知ってるのは、妻に聞いただけです」
ラグ「奥さんの親類は?」
GM(タダ)「いや、妻はアンデルという家系なのですが…」
リグレット「アンデルとセン…アンデルセンかよ!」
GM「ばれてしまっては仕方がない(笑)
 (タダ)『妻の名前はマイラ・アンデルという名前なのですが…妻は、アンデル家の血を引く、最後の一人だと言うことでした』」
アーヴィーン「で、その家系ってのが、昔からこの島に住んでいた家系?」
GM(タダ)「そういう話です」
アーヴィーン「うーん」
ラグ「仕方がない、じゃあ街に戻るしかないな」
エイミー「戻りましょうかー」
ラグ「うん。ただ…何かが狙ってるのは確かみたいだな…」
リグレット「(突然)アーマープレートがーーーーー!!!!(泣)」
ラグ「え、幾らだったの?」
リグレット「うーんと…2000ガメルくらい」
GM「ご愁傷様でした」
ラグ「じゃあ、タダさんに…『あのさ、こいつの報酬に2000ガメルくらい上乗せしてやってくれない?』」
GM(タダ)「いや、2000ガメルも持って…」
ラグ「何か売って」
GM「そこの銀の剣…とか?」
ラグ「いや、何か別のもの。着の身着のままなの?」
GM「(身ぐるみ剥がす気か?)いや、無い」
リグレット「大丈夫、私も2000ガメルくらいは持っている。うんうん。
 ………わかった! 次回のミッションが分かったぞ!」
GM「うん?」
リグレット「領主の館から、必要筋力20のアーマーをパクって来るって言う話だ!!(限りなく力強く)」
GM「…あー。領主の館の広間とかに飾ってありそうだよね」
リグレット「もう止める衛兵をざっくざっくしながら!」
ラグ「じゃあ、一行は宿に戻りました。ってことでいいの?」
GM「はい、じゃああなた達は夜も遅く、街に無事たどり着きました」


SCENE.15(終章)
真夜中の訪問者


GM「というわけで、一番最初にいた宿です。
 (タダ)『では、我々は、部屋に行っています』」
アーヴィーン「いや…部屋別れて、一緒にいない?」

 …ちぇ。用心深い。

GM(タダ)「娘とですか?」
ラグ「いや…むしろ全員一緒。ごった煮(笑)」
リグレット「雑魚寝(笑)」
GM「男の子5人女の子2人?
 まあ、別に気にしないなら良いけど」
リグレット「あ、そうかそうか。だからぁティコは、エイミーと二人部屋。
 何かすごいなあ、子供とハーフリングの組み合わせって」
エイミー「ちっちゃーい!(笑)でも、大丈夫です!」
ギルドラム「じゃあ、私も付いていきましょうか?」

 ナイスロールプレイ(笑)

ラグ「却下。お前は駄目だ」
エイミー「下心見え見えー!」
ギルドラム「いや、下心なんてありませんよ!?」
ラグ「下心がなくっても、駄目なものは駄目だ」
ギルドラムのPL「いや、下心なんて無いですって、こいつは!バカだし!」
リグレット「じゃあ、知力が高いアーヴィーンと親父(タダさん)が同じ部屋で…」
ラグ「えっ!?おれ、こいつと一緒なのか…?(ギルドラムを指さして)」
リグレット「で、残りの3人が、雑魚寝、と」
ラグ&リグレット「しょんぼり」
GM「では、その夜のことでございます」
アーヴィーン「まだあるのか!」
GM「予定は変えないだろ、きっと「こいつら」。タダさんの寝ている部屋は誰が一緒?」
アーヴィーン「私…うーん、やっぱり狙ってくるのか…」
GM「だってアレ持ってるのタダさんだし」
リグレット「でも、一緒にいるのは一番気付きやすそうな、アーヴィーン」
アーヴィーン「判断は正しかったか。これで一ゾロとか行ったら目も当てられないが」
GM「(それはどうだろうねえ)でもとりあえず、寝てるんだよね?」
アーヴィーン「それは…どうだろう。警戒はしてたよ。ああ、弓は手元に置いてるから」
ラグ「あと、カラスは部屋に置いておくよ」
GM「目標値16。危険感知」
アーヴィーン「レンジャー持ってるけど、きついよー(ころころ)出た!」
GM「では、気付く。窓の外に、人影が二つ」
アーヴィーン「二つー!? じゃあ、がばっと飛び起きて、壁を蹴る…までは出来ないか、起きる」
GM「タダさんは寝てるけど、どうする?同じ部屋にいるし、タダさんを起こすまではやってもいいよ」
アーヴィーン「叫ぶならいいか」
GM「叫ぶのはフリーアクション。気付きたい人は、それなりに警戒してただろうし、目標値10で判定して下さい」
一同「起きた」
リグレット「…24時間か…」

 何の話をしているのかと思いきや。

アーヴィーン「起きたけど…避けらんないんだよね…」
GM「では、こいつらは、このターンに部屋の中に入ってこよう。
 アーヴィーンには見えるけど、一瞬、人影から触手のようなものが伸びて、窓をたたき割った」
アーヴィーン「触手ー!?人型なのに!?」
GM「知名度16。…けど、攻撃方法見たから10でいいや」
アーヴィーン「それは助かる。…分かった」
GM「シングというモンスターです」
ラグ「シングってどんなの?」
GM「えーっと、古代王国の遺跡の中にすんでいる、イミテーターの仲間で、それが野生化したものだと言われています。魔法生物です」
ラグ「で、シングは人間の振りしてんのか」
GM「イミテーターには、本来知力はありませんが、こいつにはあります」
ラグ「人語は解する?」
GM「解する。で、このラウンドは蹴破る、入ってくる…で、終わりだな」
アーヴィーン「数値わかるんだよね?」
GM「わかる…けど、何となく本来よりも強そうだと思いました。MLは5!」
ギルドラム「つよいですー」
GM「敏捷度12」
アーヴィーン「防御専念すると、多少は良いことありましたよね?」
GM「うん。防御に+4。で、こいつらの場合は、体に触手が6本あるので、それを使って攻撃するのですが…攻撃回数は、ラウンドの頭に1D振って決めます」
ラグ「あはは(冷汗)」
GM「他の部屋にいる人は、2ターン後には、この部屋に入ってきて良いです。では、次のターン。シングは、それぞれ片方ずつ攻撃に向かいます」
アーヴィーン「攻撃した方が良いのかなー?」
リグレット「大丈夫、あなたが倒れても次のターンには仲間がたどり着くから(笑)」
GM「(まあ、死ぬなよ)とりあえず、ラウンドの頭に何回攻撃か決めときます。
 えーっと、5回がアーヴィーンで、タダさんが6回」
アーヴィーン「ちょっと待て…」
ラグ「タダさん死亡〜」
アーヴィーン「あー…火はついてないよねー?」
GM「じゃあ、D6振って、1か2が出たら、付いてることにしていいよ」
リグレット「暖炉に陰火が残っていた」
GM「じゃあ、そういうことで」
アーヴィーン「じゃあ、それに頼って…タダさんを狙ってる方に、ファイアー・ボルト(ころころ)10!」
GM「…(ころころ)喰らいました」
アーヴィーン「7点!」
GM「ちょっと通った。そん次は…タダさんは起きたけど、防御専念」
アーヴィーン「じゃあ、次は…敵の番?」
GM「一気にきめるので、5回抵抗して下さい。(ころころ)でも低い。11」
アーヴィーン「素振り…(ころころ)全部当たりました。ふえーん」
GM「ダメージ8が5回で、物理防御して下さい」

 アーヴィーンが死にそうだったので、ちょっとひよりました。本来は、12。(オリジナルは10)

アーヴィーン「HPが4点になった…」
GM「タダさんが…こっちの目標値は12。で、(ころころ)4発くらいました。HPは…鎧は着てるよな? レザーだし。狙われてるし」
ラグ「全裸?」
リグレット「そういう人だったのかー!」
ラグ「全裸…(笑)」

 念のためいっときますけど、違います。

GM「あ、生命力が……−4」
ラグ「タダさん死亡ー! ああ、玉が〜あ、まだ大丈夫かな? でも、死んだらぐいってやってとらなきゃいけないから…」
GM「(やっぱきみ、少し黒いよ(笑))
 生死判定。タダさんのLVが2だから、9以上出れば生きてるー!」
リグレット「はい?! 9以下だったら死ぬって!?」

 ま、死んだかな、と思いつつ。

ラグ&リグレット「出たーーーー!!」
GM「すっげー! 生きてる!」
ラグ「虫の息、虫の息!」
ギルドラム「今までで最強の敵かー!?」
リグレット「あの、マスターすみません。まだ鎧、ありますよね?」
GM「(さっきの意味深なつぶやきはこれだったのね)
 …うん。いいよ(最後の花道だし←鎧の)」

 で、皆さん入ってきて。
 次のターンは、どちらの攻撃も当たらず。
 その次の次のターン。

エイミー「ああ、当たらないー!」
アーヴィーン「じゃあ、攻撃する…(ころころ)6ゾロ!」
GM「当たった」
アーヴィーン「10点!」
ギルドラム「攻撃ー!(ころころ)13点」
GM「ちょうど13で避けました」
リグレット「攻撃。(ころころ)12!」
GM「避けた」
ラグ「ライトニング。カラス視点で上から、他の奴らを巻き込まないように」
リグレット「で、下で寝てる宿の主人に当たる(笑)」

 ……当てても良かったのか?

ギルドラム「19!」
GM「当たった」
ギルドラム「15点」
GM「うん、それで落ちたよ」

 で、一体目が倒されたら、もう一体もエイミーのクリティカル一撃であっさり倒されてみたり。


 襲撃者の正体とは?
 遺産の意味とは?
 啓示、そして「失われた詩」が意味するものは何なのか?

 そして、沈黙の少女、ティコの血に秘められた意味とは?


ラグ「では、以下次号! 刮目して待て!!」←ホントにMDの最後でこう言ってる。
GM「…ちょっと予定と違うエンディングだけど、まあいいか(笑)」

to be continued...


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