舞台設定
今ではないとき、ここではない場所。
古代日本のようで、そうではないような、ある辺境の国。
今よりは人々が神々に近く、しかし、神々が顕現するには、あまりにも神々から遠ざかりすぎた、そんな時代。
(要するに、似非和風(たまに大陸アジア風)で、異世界で、魔法は出てきません)
混乱のないように、一応。
それから、作中「弓月の君」なる人物名が出てきますが、実在の『弓月君』とは全く関係ありませんのでご注意をば。
何の意識もせずに書いてました。すみません。
現実世界の古代とは色々大分かけ離れてますが、気にせずに行きましょう。
登場人物紹介
一応。本文で初めて出会ったほうがいいかもしれませんが。
ネタバレになる人物は表記無し。
暁姫(あきひめ)
本作品の主人公。十五歳。弓が得意。
空木の君(うつぎのきみ)
暁姫の同母兄。二十三歳くらい。病弱だが、おだやかで人に好かれるタイプ。
凪姫(なぎひめ)
最後の<常葉の姫巫女>。十五年ほど前に失踪。暁姫の叔母にあたる。
姿かたちが暁姫に酷似しているらしい。失踪当時、十八歳くらい。
秋霜(しゅうそう)
暁姫の許婚。十七、八歳くらい。暁姫の従兄にあたる。
暁姫とは仲が悪い。
虚空大師(こくうたいし)
二十年程前に都落ちし、弓月の国にやってきた人物。
四十五歳くらい。インテリ。
灯月の君(ひづきのきみ)
暁姫の父で、弓月の国の国長にあたる(国王みたいなもの)
年の頃は四十前くらい、壮健な男性。
蓮姫(れんひめ)
暁姫、空木の君の実母。十二年前に死亡。
享年二十三歳。
柊白(とうはく)
弓月の国の大宰(宰相みたいなもの)で、秋霜の父。暁姫の伯父にあたる。
先の国長の長子だが、妾腹。野心的な人物と見なされている。
東雲(とううん)
文官長。三十代前半の、能吏といった人物。
頭は切れるが、野心家ではないようだ。
早山(さやま)
武官長。六十代前半と思われる。
偏狭で保守的な人物。身内には「いいおじいちゃん」な人。
松馬(まつま)
暁姫の侍従。六十から七十。
暁姫に尤も忠実な人物であると思われる。
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